無料プラグイン / セキュリティと保守

守りと保守を、ひとつに。

KUMITATE HOSHU(くみたて ほしゅ)は、WordPressのセキュリティと保守をまとめた無料プラグインです。有効化した時点で、ログインの回数制限やユーザー名の秘匿など、締め出される心配のない守りが働きます。そのほかの機能も、スイッチひとつで使えます。現在の版は 0.2.0。

FEATURES

よくある侵入口を、先に閉じる。

ログインを守る。

同じアドレスや同じユーザー名でログインに続けて失敗すると、しばらく受け付けません(初期値は5回で15分)。締め出し中はパスワードの照合もしません。Google Authenticator などの認証アプリを使う二段階認証と、使い捨てのリカバリーコードにも対応します。

入口を減らす。

作成者アーカイブ・REST API・サイトマップ・ログインのエラー文からユーザー名が分かる道を閉じます。XML-RPC、ピンバック、アプリケーションパスワード、テーマとプラグインのファイル編集を止め、WordPressのバージョンも隠します。

ヘッダーとサーバーの決まり。

他サイトへの埋め込み防止などのセキュリティヘッダーを付けます。Apacheでは、アップロードフォルダーでPHPを動かさない決まりなどを .htaccess に足し、直後にサイトを確認して、表示されなくなれば外します(初期値はOFF)。

点検して、直し方を示す。

設定の点検を100点満点で採点し、直すべき点と直し方を一覧にします。WordPress本体のファイルを公式の一覧と照らす改ざんの確認と、入れているプラグイン・テーマ・本体の既知の脆弱性の確認を、週に1回と好きなときに行えます。

バックアップと復元。

wp-contentとデータベースを1つの .wpress ファイルにまとめます。All-in-One WP Migrationで取り込める形式なので、引っ越しにも使えます。手動・毎日・毎週を選べ、残す世代数も決められます。復元の前には、今の状態を自動で控えます。

更新は、バックアップのあとに。

1日1回、待っているプラグインとテーマの更新を入れます。先にバックアップを取り、更新後にトップとログイン画面を確認して、正しく表示されなければ更新したものを元に戻し、メールで知らせます。

ログイン・締め出し・バックアップ・更新・点検の記録は90日(最大2万件)残し、アドレスはハッシュにして保存します。

DEFAULTS

入れた時点で、ここまで働く。

締め出される心配のない機能は、最初からONです。ログイン画面の住所の変更や外部への接続など、使い方を決めてから入れたい機能は、初期値をOFFにしています。

機能初期値メモ
ログインの回数制限ON5回失敗で15分。回数と時間は変更可
二段階認証ON各ユーザーがプロフィールで設定するまでは何も変わらない
ユーザー名を隠すON
使わない入口を閉じるONJetpackやスマートフォンのアプリが動かなくなったらOFFに
セキュリティヘッダーON
設定の点検ON
ログイン画面の住所の変更OFF新しい住所を控えてからONに
サーバーの決まり(.htaccess)OFFApacheのみ自動。nginxなどは設定例を表示
改ざん・脆弱性の確認ON(外部接続が必要)外部への接続をONにするまで何も取得しない
バックアップOFF手動・毎日・毎週。初期値は手動のみ
バックアップ後の自動更新OFF使うときはバックアップもONに

INSTALL

管理画面から、検索して入れる。

  1. 管理画面の「プラグイン → 新規プラグインを追加」で「KUMITATE HOSHU」と検索し、インストールして有効化する
  2. 管理メニューの「KUMITATE HOSHU」を開き、設定の点検の結果を読む
  3. ファイルの改ざんと脆弱性の確認を使うなら、設定で外部への接続をONにする
  4. プロフィール画面で二段階認証を設定し、リカバリーコードを安全な場所に保管する

WordPress 6.6以上、PHP 7.4以上。管理画面の日本語表示は、translate.wordpress.org の翻訳が承認されるまで英語になります。

EXTERNAL

外へ出るのは、許可したときだけ。

初期状態では、どこにも接続しません。設定の「WordPress.orgと脆弱性リストへの接続を許可」をONにしたときだけ、次の2つから情報を取得します。

  • WordPress.org(api.wordpress.org):改ざんの確認に使う公式のファイル一覧。送るのは本体のバージョンと言語だけ
  • Wordfence Intelligence(Defiant Inc.):公開されている脆弱性の一覧。照合はサーバーの中で行い、サイトの情報は送らない

BEFORE YOU USE

使う前に、知っておくこと。

  • サーバーやOSそのものは守れません。大量アクセスによる攻撃(DoS)も防げず、すでにPHPを実行できる攻撃者には効きません
  • 「使わない入口を閉じる」はXML-RPCを止めるので、Jetpackやスマートフォンのアプリが使えなくなることがあります
  • バックアップはサーバーの中(アップロードフォルダー内の非公開の場所)に置かれます。データベースを含むので、定期的にダウンロードしてサーバーの外にも保管してください
  • nginxでは、バックアップのフォルダーへのアクセスが自動では止まりません。/wp-content/uploads/kumitate-hoshu/ に403を返す設定を加えてください
  • All-in-One WP Migrationの無料版は、ブラウザーから取り込めるファイルの大きさに上限があります。大きなサイトはKUMITATE HOSHUの画面から復元します

FAQ

よくある質問。

ログイン画面の住所を変えて、忘れてしまった。

wp-config.php に define( 'KUMITATE_HOSHU_LOGIN_URL_OFF', true ); を書き足すと、いつもの wp-login.php に戻ります。

認証アプリの入ったスマートフォンをなくした。

リカバリーコードでログインし、プロフィールで二段階認証をいったん切ってから設定し直します。管理者は、ほかのユーザーの二段階認証をそのユーザーのプロフィールから切れます。

二段階認証は、すべてのログインに効きますか。

ログイン画面と、wp_signon() を使う独自のログインフォームに効きます。XML-RPCとアプリケーションパスワードは画面を通らないため、「使わない入口を閉じる」をONのままにしておくのが安全です。

KUMITATEのテーマでないと使えませんか。

いいえ。テーマに関係なく使えます。SWELLなどの有料テーマも、そのサイトで更新を受け取れる状態なら、自動更新の対象になります。

キャッシュプラグインやCDNと一緒に使えますか。

使えます。守りはキャッシュされないログインと管理画面の通信で働きます。キャッシュされたページのセキュリティヘッダーは、プラグインを有効にしたあとに作られたキャッシュから付きます。

WITH KUMITATE

テーマと一緒に、長く使う。

KUMITATE HOSHUは、テーマの見た目や機能を足すプラグインではなく、サイトを守って保ち続けるための道具です。無料テーマのKUMITATEや、機能を足すKUMITATE Site Toolsと組み合わせて使えます。

CHANGELOG

変更履歴。

VERSION 0.2.0

  • バックアップを .wpress 形式で作成(手動・定期)。復元と、復元前の自動バックアップに対応
  • プラグインとテーマの自動更新。先にバックアップを取り、更新後に表示を確認して、問題があれば元に戻す

VERSION 0.1.0

  • 最初の公開。ログインの回数制限、二段階認証、ログイン画面の住所の変更、ユーザー名の秘匿、使わない入口を閉じる設定、セキュリティヘッダー、設定の点検、ファイルの改ざんの確認、脆弱性の確認、記録